ジュニアNISAとかNISAの銘柄を迷っている時、ネットの情報をチェックしていると良く出てくる「ETF」と「投資信託」の文字。
ETFと投資信託ってなんだろう?違いは何?
過去のわたしは全く知らなかったのですが、今はちゃんと理解できました。
この記事では、ETFと投資信託の違いについて初心者に分かりやすく比較表を作り詳しく解説をします。
現在、ETFと投資信託がよく分からなくて「ジュニアNISAやNISAの銘柄を決められない」なんて方は、この記事を最後までお読みください。
しっかりETFと投資信託の違いを知って、自分に合った金融商品を見つけてくださいね(^O^)/
この記事に書いている私は投資の専門家ではありませんので、参考資料などを見て個人的見解でまとめています。その点、ご理解いただけたら幸いです。
投資信託とETFの違い【比較表】
項目 | 投資信託 | ETF |
---|---|---|
特徴 | 投資家から集めたお金をひとまとめにして、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用し、運用成果を投資家の投資額に応じて分配する仕組みの金融商品。 | 「Exchange Traded Funds(上場投資信託)」の頭文字をとったもの。 つまり、証券取引所に上場している投資信託のこと。取引所の取引時間内に株式と同様に市場の動きを見ながらリアルタイムで取引することができる。 |
取引方法 | 証券会社や銀行で購入 | 株式と同じように証券取引所で売買 |
運用方法 | アクティブ運用 インデックス運用 | ほとんどがパッシブ運用 |
信託報酬 | アクティブファンド=高い インデックスファンド=低い | 低い |
最低購入金額 | 金融機関によって異なる | 金融機関によって異なる |
取引手数料 | 金融機関によって異なる | 証券会社によって異なる |
分配金 | 有 | 有 |
節税効果 | NISAやiDeCoで利用可能 | NISAやiDeCoで利用可能 |
メリット | ・積立しやすい ・少額から始められる ・プロに運用を任せられる ・種類が豊富 | ・低コストで運用できる ・リアルタイムで売買できる ・株式と同じように信用取引も可能 ・流動性が高い |
デメリット | ・元本割れのリスクがある ・株のような取引はできない | ・投資信託に比べて、選択肢が少ない ・分配金は自動的に再投資されない |
引用元:投資信託のパッシブ運用・アクティブ運用とは?違い・デメリットなど徹底解説
- パッシブ運用:
マーケット全体に連動することを目指す運用方法- インデックス運用:
特定の指数に連動することを目指す運用方法
アクティブ運用とは、「市場の平均利回り」などのベンチマーク以上の運用成績を目指す運用方法です。
引用元:投資信託のパッシブ運用・アクティブ運用とは?違い・デメリットなど徹底解説
ETFとは?
ETFは、株式と同じように証券取引所で売買できる投資信託です。投資信託の一種ですが、株式と同じように証券取引所で売買できます。
そのため、リアルタイムで売買でき流動性が高いというメリットがあります。また、投資信託に比べて信託報酬が低い傾向にあります。
ETFは、リアルタイムで売買できるという特徴を活かして、短期的な投資やコストを抑えた投資をしたい方におすすめです。
ETFのメリット
メリット
- 低コストで運用できる
- リアルタイムで売買できる
- 株式と同じように信用取引も可能
- 流動性が高い
低コストで運用できる
ETFは、投資信託に比べて信託報酬が低い傾向にあります。
信託報酬とは、運用会社に支払う手数料です。
信託報酬が低いほど、運用コストが抑えられるため運用成果が向上する可能性があります。
リアルタイムで売買できる
ETFは、株式と同じように証券取引所で売買できるため、リアルタイムで売買することができます。
逆に、投資信託はその日1回決まる「基準価額」でしか取引できません。
ですので、ETFであれば大きく上昇しているタイミぐで売却するなんてこともできるのです。
株式と同じように信用取引も可能
ETFは、株式と同じように「信用取引」が可能です。
信用取引とは、現金や保有株式などを担保として証券会社に預けて、証券会社からお金を借りて取引をすることです。
信用取引を活用すると、手持ちの資金より大きな金額の取引が可能なので、株価が上昇したり下落したりするタイミングで投資チャンスを逃さず投資できます。
ただし、レバレッジをかけたりしすぎるとハイリスクハイリターンになるので注意してください。
流動性が高い
ETFは、株式と同じように証券取引所で売買されるため、流動性が高い傾向にあります。
流動性とは、売買のしやすさのことです。
流動性が高いほど、売りたいときにすぐに売買できるためリスクを抑えることができます。
ETFのデメリット
デメリット
- 投資信託に比べて、選択肢が少ない
- 分配金は自動的に再投資されない
投資信託に比べて、選択肢が少ない
ETFは、投資信託に比べて商品数が少ない傾向があります。
ETFは証券会社でのみ取り扱われており、投資信託は証券会社や銀行・郵便局などでも取扱いがあります。
分配金は自動的に再投資されない
ETFは、投資信託に比べて分配金が少なく、分配金は自動的に再投資されない傾向にあります。
分配金は、特に使う予定がない場合は再投資に回した方が複利効果を活かすことができます。
ですが、ETFの分配金は再投資する仕組みがないので、再投資したい場合は手動にて買い付けをする必要があります。
投資信託とは?
投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。
複数の株式や債券などの資産を組み合わせて運用するため、リスクを抑えながら、資産を増やすことができます。また、少額から始められるため、投資初心者の方にもおすすめです。
投資信託は、これから資産運用を始めたい投資初心者におすすめです。
投資信託のメリット
メリット
- 積立しやすい
- 少額から始められる
- プロに運用を任せられる
- 種類が豊富
積立しやすい
投資信託は積立しやすいというメリットがあります。
毎月決まった時期に、決まった金額を積み立てるという設定が可能で、一度設定してしまえばあとはある程度放っておいても大丈夫です。
少額から始められる
投資信託は、1万円や10万円など、少額から始められるというメリットがあります。
そのため、少ない資金で資産運用を始めたい方にもおすすめです。
プロに運用を任せられる
投資信託は、運用会社がプロの投資家として運用するため、自分で投資の勉強や判断をする必要がありません。
そのため、投資初心者の方にもおすすめです。
種類が豊富
投資信託は、ETFに比べて商品数が多く選択肢が豊富です。
例えば、株式、債券、REIT(不動産投資信託)、金、原油などの商品などがあります。
投資対象地域や資産の組み合わせによって、リスクやリターンは異なりますのでご注意ください。
投資信託のデメリット
デメリット
- 元本割れのリスクがある
- 株のような取引はできない
元本割れのリスクがある
投資信託は、株式や債券などの資産を組み合わせて運用するため、元本割れのリスクがあります。
元本割れとは、投資した金額よりも少ない金額で売却することです。
株のような取引はできない
投資信託は、ETFと違って株式のようなリアルタイムでの取引できません。
投資信託はその日1回決まる「基準価額」でしか取引はできません。
まとめ:ETFと投資信託の違い!初心者に分かりやすく比較表を作ってみました。
今回は、ETFと投資信託の違いについて初心者に分かりやすく比較表を作り詳しく解説をしました。
比較表はこちら
項目 | 投資信託 | ETF |
---|---|---|
特徴 | 投資家から集めたお金をひとまとめにして、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用し、運用成果を投資家の投資額に応じて分配する仕組みの金融商品。 | 「Exchange Traded Funds(上場投資信託)」の頭文字をとったもの。 つまり、証券取引所に上場している投資信託のこと。取引所の取引時間内に株式と同様に市場の動きを見ながらリアルタイムで取引することができる。 |
取引方法 | 証券会社や銀行で購入 | 株式と同じように証券取引所で売買 |
運用方法 | アクティブ運用 インデックス運用 | ほとんどがパッシブ運用 |
信託報酬 | アクティブファンド=高い インデックスファンド=低い | 低い |
最低購入金額 | 金融機関によって異なる | 金融機関によって異なる |
取引手数料 | 金融機関によって異なる | 証券会社によって異なる |
分配金 | 有 | 有 |
節税効果 | NISAやiDeCoで利用可能 | NISAやiDeCoで利用可能 |
メリット | ・積立しやすい ・少額から始められる ・プロに運用を任せられる ・種類が豊富 | ・低コストで運用できる ・リアルタイムで売買できる ・株式と同じように信用取引も可能 ・流動性が高い |
デメリット | ・元本割れのリスクがある ・株のような取引はできない | ・投資信託に比べて、選択肢が少ない ・分配金は自動的に再投資されない |
投資信託とETFにはそれぞれメリット・デメリットがあります。
どちらの特徴も理解した上で、自分に合った投資方法を見つけ、良い金融商品を選んでくださいね!!